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「槍ヶ岳開山」(新田次郎著 文春文庫)

時代は江戸時代末期。
富山の米問屋玉生屋久左衛門の手代である岩松は、一揆の時に過って妻である「おはま」を殺害してしまう。同じく手代であった弥三郎と、一揆で捕らえられた徳市郎の息子・徳助と一緒に、越中富山を逃げるように離れる。

坊主になるしかないと覚悟を決めた岩松は、上方にある宝泉寺の見仏上人の手によって得度されて、戒名を岩松は岩仏、徳助は徳念と授けられた。宝泉寺で修行を積んだ岩仏は、伏見一念寺へ移り新たな戒名「播隆」を授けられる。その後、一念寺を出て念仏行者となった播隆は、富山を離れた際に立ち寄った本覚寺の椿宗和尚を訪れる。

その椿宗和尚が思いついた仏業である「笠ヶ岳再興」を播隆に委ねる。そして、笠ヶ岳へ登頂した人々は七色の虹の光輪の中に輝く如来様の御来迎を見ることになる。播隆にはその如来様が、殺害した妻・おはまの姿に見えた。

椿宗和尚の新たな仏業である「槍ヶ岳開山」と、殺害した妻・おはまへの懺悔の気持ちを引きずる播隆の再度おはまの姿を見たいという気持ちが少しずつ重なり合い、播隆は槍ヶ岳開山を目指す。。。

ご存知の通り、新田次郎さんは今年映画で話題となった「剱岳<点の記>」の原作者でもある。美しく、壮大で、逞しく、厳しい山の描写は、本当に登山しているような錯覚に陥る。
近代登山用具の全く無い時代に、天空に突き刺さる形をした槍ヶ岳に登頂するのだから非常に困難であっただろう。
いつか登ってみたい気もするが、まだまだ怖くて挑戦できそうにない。。。

さて、今度はどの山に行こうかな♪



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とにーさま、はじめまして!
トラックバックありがとうございました。

【槍ヶ岳開山】私もとても好きな一冊です。
播隆を中心とした人間関係のあやも面白かったですし、当時の人々の山との関わりも興味深かったですv
播隆の尽力で山道が整備され、「女子どもも登れるようになった」とありましたが、これにはびっくり。昔の人は足腰が強かったのですね。

トラックバック、他の記事は送信できたのですが、この記事は何度か試してみたのですが、送ることができませんでした。ごめんなさい!
これからも、とにーさんのブログ、楽しみにしております。

たこΩさんへ

コメント&TBありがとうございます。

槍ヶ岳、いつか登ってみたいです。播隆上人に少し近づけるかもしれませんね。
山頂で彼が見た如来像。今では科学的に証明されているようですが、当時はビックリしたのでしょうね。雲の中に人の姿があるのですから。神様だと思っても不思議ではありませんね。

ちなみに、私も死にそうなぐらいの歯痛と抜歯を経験したことがありますよ!

またブログにお邪魔しますね。では。
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読書、グルメ、映画鑑賞、トレッキング、少年サッカー(コーチ)を趣味としている「とにー」のブログです。

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