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「夜想」(貫井徳郎著 文春文庫)

数か月前に交通事故で妻子を一度に亡くした雪藤直義(32才)は、その深い悲しみを引きずったままであった。
仕事上のミスの処理で出かけた先で携帯電話を取り出そうとした時、定期入れを落とすが、それを拾い上げてくれたのは泣いている美少女だった。
その美少女は物に触れることで、物に残っている思いを読み取れる特殊な能力を持っていた。
彼女との出会いで、雪藤の運命は大きく変わり始める。。。


カルト的な美少女によって、少しでも多くの人を深い悲しみの底から救おうとする、ある意味宗教的要素の強い作品である。
実際に宗教によって救われた人も多いだろうし、また騙された人も多いであろう。
だから、どうしても宗教は敬遠しがちである。

ただ、私はごく普通の日本人なので、クリスマスも祝えば、実家に帰った時はご先祖様の仏壇に手を合わせ、お墓参りにも行く。ただ、それは宗教的観念に基づいて行われるのではなく、一種のイベントのようなものである。

現実の深い悲しみから救われたいのか、極楽浄土へ行きたいのか、信仰する理由は人それぞれだろうが、私はまだ神仏に頼らなければならない程の苦境に陥ったことがないので実感が湧かない。

他人を騙すことなく、他人に押しつけることなく、他の宗教を疎外せず、悪事を働かず、ただひたすら自身が信じているだけであれば、別に宗教自体を否定しない。

同著の「慟哭」を読まれた方には、是非オススメしたい本である。


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