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「ひまわりの祝祭」(藤原伊織著 講談社文庫)

美術館の学芸員であった秋山秋二の妻・英子は数年前に自殺してしまった。しかも彼女のお腹には新たな生命が宿っていた。
貯金を食いつぶし堕落した生活を送っていた秋二の下へ、元同僚の村林が訪れる。その村林は秋二の特異な博打の才能を生かし、「500万円をバカラで負けて欲しい」と依頼する。
ファン・ゴッホの「ひまわり」の絵を中心に、荒廃した秋二の生活が変化を見せ始め、トラブルに巻き込まれながら妻の自殺の真相が次第に明らかになっていく。。。

1997年6月に刊行された作品なので多少の時代背景のずれを感じるが、それでもスピード感溢れる展開、且つディテールにこだわった表現が、正当派ハードボイルド・ミステリーである。

例えば、単純に「胸のポケットからトカレフと取り出した」ではハードボイルド小説としてはつまらなくて、「ブロウニングの38口径。マイクロ・バック・マークだ。ニッケル・フィニッシュなら、600ドルはしたろう。」(P.308)というような表現が詰まっている嬉しい作品である。

さて、主人公の大活躍や名推理もさることながら、脇役の新聞配達の青年と元フーゾク嬢が小気味良い味を出している。秋二の周囲を取り巻く人達のキャラが安定しているので、映画化しても面白そうな作品である。

今は、MOと聞いても何のことかさっぱり分からない人達も多いのかもしれない。当時は、FDから大容量のMOに変わったことに非常に大きな衝撃があったけど。。。
会社の机の中にはまだMOディスクが残っているが、読み込めるデバイスが無いのです。そろそろ捨てないと。。。

そんな12年前の光景を思い浮かべながら読んでみるのも、面白いかもしれない。

同著「テロリストのパラソル」以来、読んでいない方には是非オススメの作品です♪


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