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『摂氏零度の少女』(新堂冬樹著 幻冬舎文庫)

名門進学校に通う桂木涼子(16)は毒薬であるタリウムを少量ずつ投与し母親・祥子を殺害する計画を実行する。涼子はそれを匿名ブログで公開し「聖なる実験」と称して経過を公開していく。祥子は次第に体を蝕まれて行き。。。


全く気味の悪い少女の話。

本書の解説によると、2005年11月に静岡県で起きた女子高校生による実母の殺害を謀った事件(実話)をベースに小説化されたらしい。
実際の事件で少女がどのように殺害を謀ったのか知る由もないが、この小説のような手法であれば母親は全く気付かなかったであろう。

涼子の理論は理屈を並べているが、根本的な部分で受け入れることができない。
正当な理由があれば人は人を殺してもいいのか?衝動的・計画的な殺人、戦争による殺りく、犯罪者に対する死刑、は何が違うのか?


さて、この著者はTBS系列のTV番組サンデー・ジャポンにコメンテーターとしてよく登場しています。小説と実物のギャップに驚愕しますね。(笑)
しかも芸能プロダクションの社長もやっているなんて。

彼は多才なのでしょう。でも、このような小説を書けるのは著者自身の心にも闇があるのかもしれない。想像だけでは書けない小説だと思う。イタコのように涼子に完全になりきることができる特殊な才能を持っているのかもしれない。

著者の好き嫌いはあるかもしれませんが、涼子の心の闇を覗いてみたい方は是非読んでみてください!



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怖い。。。

これは実際にあった事件に基づく小説ということですが、とても恐ろしい話です。逆上しての衝動的な殺人とは異なる次元の、身も凍るような冷たさを感じさせられます。どうしたらそんな若い年齢でそのような「心」の持ち主になったのだろう、と考えさせられます。心理的観点から、読んでみたい、でも何だか知りたくないことが書かれているようで。。。どうしようかな~。

最初の部分を読んで、「この話、現実にあったような気が・・・」って思ったら、やはりそうでしたね。

こんなことがあるなんて
なんか、誰も信じられなくなりそう・・・(苦笑)

読んでみたいけど、ちょっぴり怖いなぁ~

Re: 怖い。。。

寅さん、コメントありがとうございます。

本当に恐ろしいですよね。
彼女の心の闇は、道尾秀介さんが書いた「向日葵の咲かない夏」の主人公のミチオに通ずるものがあると思いました。

「命」というものの捉え方や概念が異常です。。。

なおさんへ

コメントありがとうございます。

よくご存じでしたね。。。私はすっかり忘れていました。

自分の娘に殺されるって、親としてはどんな気持ちなんだろう。最後まで娘を信じたいのだろうね。。。
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