スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クモ膜下出血

8/10の午前、実家の母が倒れた。

朝食を食べた後、自宅前の庭の花や植木へ散水し、室内に戻ったが頭痛がしていたらしく、ソファに座りこんでしまった。
かかりつけの病院へ連れて行くため、あわてて父が保険証を探している間に、母の足はふらつき玄関へ続く廊下で意識混濁となった。

「でんわ、でんわ」

と言っていたらしい。呂律も回っていなかった。
救急車を呼びかかりつけの病院へ救急搬送。実は3年ほど前に、未破裂ではあったが脳動脈瘤が2箇所見つかり、1つはコイルで塞栓、1つはクリッピングしていた。定期的な検査も受けていた。

搬送中、呼吸停止となる。救急隊による人工呼吸開始。

病院到着後、緊急手術が始まる。CTスキャンの結果では、前回とは別の場所であり、手術で治癒できる可能性が高いとのことで父も承諾。

何とか一命を取り留め、深夜の電話もなく済んだ。

翌8/11に実家に行き、病院へ向かった。
まだナースステーション隣のICUに寝ていた母。覚醒すると痙攣を起こすため、まだ鎮痛剤で寝かされている状態。

近親者1名のみ、5分間の面会時間。私だけ中に入る。

ただ寝ているだけの母。話すこともできず、触れることもできず。
見ているだけで辛いが、涙を流したところで母が治る訳ではない。近くにいた先生達と看護師さん達に深く頭を下げ、宜しくお願いしてきた。

彼らを信じてお願いするしかない。後は、本人の「生きたい」という気力だけ。信じている。

まだ62歳だ。94歳の介護が必要な祖母もいる。10歳を超えた老犬(ミニチュアダックスフンド)もいる。

まだまだ生きて貰わねば。

実家に戻って、祖母と父と叔父・叔母とゆっくり話しをした。
ここで、倒れた母の強さと覚悟を目の当たりにした。

センターテーブルにあったクリアファイル。中には緊急時の連絡先が10件ほどリストになっていた。もちろん、かかりつけの病院も私の携帯番号も。
裏面を見ると、朝起きてからやることの手書きのリスト。掃除・洗濯はもちろん、祖母のことも犬の面倒も含まれている。

紙の間を見ると小さなメモが入っていた。洗濯機の使い方が細かく書かれている。

2階の押し入れには、私達のような子供一家が帰省した時に使用するパジャマ・シーツ・枕カバーなどが引き出しに整理され、きちんとラべリングされて入っていた。いつ誰が来ても大丈夫なように、いつ誰が見ても取りだせるように。

パジャマも子供の成長に合わせて、新しい大きさのパジャマが入っていた。お盆と正月の年2回しか帰省できないが、孫達の身長にあったパジャマがおいてあった。

それを見た瞬間、もう涙が止まらない。

こんなにも私達のことを普段から思っていてくれたのか。気付くのが遅すぎである。
父曰く、決して高いものを買っておくのではない。普段バーゲンとかで安く売っている時に少しずつ替え揃えていたそうだ。

いつ自分に不測の事態が起きても、とりあえず生活ができるように準備してあった。特に、娘の結婚式の前日に倒れてしまうような小心者の父が何もできないことを見越して、全てメモされている。

私達がすぐに駆けつけて実家に宿泊することもお見通しだったようだ。

すげぇな、俺のお母さん。

早く回復して戻ってきて欲しい。そして、これからはそんなに神経を使わずにゆっくり生きて欲しい。その分、俺達が動くから。

ちなみに、母が倒れて父と一緒に病院へ行った時、祖母は一人で家に残っていた。
その祖母は近くに住む叔父と叔母にヘルプの電話をしたらしい。

普段、電話なんて使わない祖母。特に、叔父・叔母は引っ越してきたばかりで電話番号も知らず、メモリー機能なんて使えやしない。

どうやって電話をかけたの?

ふとした疑問を投げかけてみると、おもむろに取りだしたA5サイズのクリアファイル。そこに祖母も読める大きな字で、3件だけの緊急連絡先が書かれていた。

おばぁちゃん用にも作って渡してあったとは。。。
母の用意周到さに脱帽。

祖母はそのクリアファイルを大切そうに元の場所に片づけた。。。

お母さん、
いっぱい話のネタができたから、早く戻ってきて話を聞いて。

お願いだから。。。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
↑応援よろしくです m(_ _)m

TREview
↑ついでにこちらも m(_ _)m

いつも読んでいただき、ありがとうございますにこ
関連記事
スポンサーサイト

theme : 医療・病気・治療
genre : 心と身体

コメントの投稿

Secret

まぁ・・・・なんと言っていいかわかりません。
お母さま、立派な方だったんですね。
私の主人もクモ膜下出血のグレード4から
生還しました。心を強くもってお母様の生きる力を
信じましょう。身体をさすって、たくさん声をかけてあげてください。
お母様の一日も早い回復を心からお祈りしています

祈る、、、ひたすらお母様のために、トニーさんのご家族のために祈るしか、私にはできませんが、お母様の全快を、笑顔を、家族との団欒が再びあることを心よりお祈りいたします。

ただただ、涙があふれてくるばかりです。私が涙をながしたところで、何の助けにもならないのですが、全快されますように、またご家族3世代で楽しいひと時を過ごされますようにお祈りいたします。

とにーさんの気持ち、お母様の想いが伝わってきて泣いてしまいました。
回復を心から願います。

まなみさんへ

コメントありがとうございます。

まなみさんのご主人の事はブログで存じていました。
正直、クモ膜下出血という病気を知識としては知っていましたが、実感が沸いておりませんでした。

グレード4からの生還、素晴らしいですね。本人の生きる気力もそうですが、周囲の人の支え、特にまなみさんのサポートがあってこそ、だったのでしょうね。

麻酔が切れてくると痙攣が出てきて体と脳に負担がかかる状態になってしまうので、なかなか麻酔で眠っている状況から抜けられません。手術後、一度も意識がある状態で面会できていないのが、とても残念です。。。

名なしさんへ

コメントありがとうございます。

優しいお言葉、胸に沁み入ります。

本当に早く全快になるといいですね。家族の大切さに改めて気付かされました。

寅さんへ

コメントありがとうございます。

眠ったままの母と面会した時は涙を出しませんでした。でも、どうしても用事があって実家から東京に一人で戻る車の中で、一人号泣してしまいました。

父が宣言しました。「どんな障害を持っても、全力で妻を支える」と。

私も家族の一員として、できる限りのサポートをしていくつもりです。

火星さんへ

コメントありがとうございます。

ウチの母、本当に自慢できます。

だから、一日でも早く会話できることを願うだけです。いっぱい、いっぱい、感謝を伝えたいです。
ランキング
プロフィール

とにー(Tony)

Author:とにー(Tony)
読書、グルメ、映画鑑賞、トレッキング、少年サッカー(コーチ)を趣味としている「とにー」のブログです。

コメント、リンク、TB、大歓迎です♪

最新記事
Basic Calendar
<07 | 2017/08 | 09>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
お世話になっているサイト
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。